メリメ『カルメン』

いい本でした。
ある考古学者が山賊ホセと出会い、彼の悲しい愛憎の物語を聞く…その語りを書き留めたかたちで進行していきます。
ホセの感情を通して描かれるカルメン、これまで何度も耳にしてきたオペラの台詞を思い出させるに充分でした。
メリメの原作をフランス語で読めたら、この作品の真髄にもっと近づけるんだろうな。
このところ、何日かの夜をこの本と一緒に過ごしてきて、昨日読み終わりました。
お友だちからのプレゼント🎁📕、「ねぇ、カルメンは歌わないの?」って。
長年、ミカエラを歌ってきた私に、カルメンという選択肢はなかったのです…それだけの話。
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