2024年11月20日 谷川俊太郎『モーツァルトを聴く人』 今日、この詩集を買いました。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎モーツァルトを聴く人は立ち上がる母なる音楽の抱擁から身を振りほどき答えることの出来る問いを求めて巷へと階段を下りて行く(“モーツァルトを聴く人”より)【肩】あなたの暖かいスエタアの肩にもたれて私は何も言わないあなたは何も言わないかくも美しく歌い出されるモーツァルト室(へや)の外で木々は葉を散らす私はいつ死ぬのか肌のぬくみだけで心は要らないそう思ったっきふりむいてあなたがじっと私をみつめているのに気づく
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