谷川俊太郎『愛のパンセ』

IMG_5631.jpeg谷川俊太郎さんの本は何冊か持っていますが、初めて購入したのが1981年に初版が発行された『愛のパンセ』

以来、この本はいつも私の部屋の棚にありました。
何度も読み返している部分もあれば、未読の章もあったりで、気ままに読んでいたにもかかわらず、数年に1度のわたくしの発作的な【本棚在庫処分⚡️】にひっかからないで残っていたんですね。

昨夜、谷川さんのご逝去を知って、久しぶりに開いてみたら

1番最初の章「美しき惑いの年」の中に、“夕暮”についての記述を見つけました。

今、生徒さんと『四つの夕暮の歌』(林 光: 曲)の“誰があかりを消すのだろう”を勉強しています。
谷川俊太郎さんの言葉が、音楽と響きあって霊的な恍惚感を醸し出しているこの作品は、私の感受性を揺さぶってくれます。

20代の頃から一緒に生きてきた本が、今、私が大切にしている歌と結びついているってことを発見。
好きなものってずーっと長いあいだ、案外変わってないものなんですね。

IMG_5628.jpeg11/18のblogに登場していた銀杏の樹、見事な落葉でした。

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