映画『ボレロ〜永遠の旋律』
作曲家モーリス・ラヴェル(1875-1937 フランス🇫🇷)の不朽の名作“ボレロ”、スネアドラムに導かれ、わずか2種類のメロディーが楽器を替えて繰り返される約17分間、曲全体を貫くひとつのクレッシェンドの末に壮大なフィナーレを迎える…という斬新でシンプルな曲です。
この映画は、ラヴェルがこの曲を書き上げるまでの苦悩を描きつつ、彼自身の人生のページを巡っていく構成になっています。
これまで私が彼について知っていたこと以外は新たな発見がなく、逆に、謎だと思っている部分の答えは見つからず…。
ですが、1930年代頃のパリの描写が素晴らしくて、目と心を奪われました‼️
スクリーンの中にダイビングしたかったです(^O^☆♪
この曲を制作していた頃のラヴェルは、モンフォールラモリという小さな村に住んでいて、彼の住宅は現在モーリス・ラヴェル博物館として公開されています。
私は行ったことがあるのですが、ラヴェルの美意識が感じられるお家でした。小さくて愛らしいオブジェのコレクションが棚に並び、開いた窓からは遠くまで森の緑が見渡せて、とてもすてきな場所でした。
俳優のラファエル・ペルソナ氏は、良く見るラヴェルの顔写真にそっくり、ボレロをはじめとしてラヴェルの作品がたくさん聴けて、彼の人生の物語と音楽に身体ごと浸った2時間、幸せな夏の午後でした☀️
この記事へのコメント