第91回NHK全国学校音楽コンクール北見地区大会
小学校、中学校、高等学校の部を審査させていただきました。
“自分の声で、ひとつのフレーズを美しく豊かな表情で奏でる”…私は何年も何年も毎日毎日追求していますが、これはほんとうにむずかしいです。
声は1分1秒ごとに変化する生き物だから、昨日できたことが今日はできないってことだらけだし、何年も向き合ってきた課題が、ある時スッと解決しているような奇跡もたまには起こります。
こういう話は尽きないけれど、とにかく、声楽のテクニックの追求って果てしないんです。
ましてや、発展途上の子供たちの声を扱うってほんとにむずかしい…しかし‼️
「正しい発声で歌われた、(ヘンな言い方だけど💦)正しい演奏」だけに感動するかというと…そうじゃない。
『今、ここで、ひたむきに、生きている』
…そんな姿を伝えてくれるような演奏が、私は好きです。
だから私、合唱コンクールの審査のとき、脳内では「審査して評価して点数つけて」なんてエラソーなことをしていても、心の中ではなんども感動の瞬間を味わっています。
昨日もそうでした。
2024年、夏の北見、ありがとうございました😊
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