映画『新渡戸の夢』

IMG_4275.jpeg【武士道】の著者として知られている新渡戸稲造(1862-1933)は、札幌農学校教授時代の32歳の時に、妻メリーとともに、なんらかの事情があって学校で通えなかった人々のための学校「遠友夜学校」を開校しました。


授業料無料、男女共学年齢制限なしという、当時としては画期的な学校で、富や名誉より人格形成を重んじた教育が行われていたそうです。

本作品は、その遠友夜学校に新渡戸が込めた思いが現在にどう継承されているのかという答えを追ったドキュメンタリーです。

とてもいい映画でした。

新渡戸稲造は、国際連盟事務次長を務めた教育者です。第一次世界大戦の頃の国際社会で生き、あの時代に理想主義、人格主義を唱えたという、とても進歩的な素晴らしい方だと思います。

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