“夫に先立たれたあたし、もう若くもないし誰にも愛されないから…残された手段は…ピストルを買うことくらい?(笑)
ま、でも最後の運だめし。
モンテカルロでギャンブル、なんて素敵。
私、けっこう勝っちゃった!
でもインチキがバレて賭場を追い出されちゃって…もうお金ないし。
「いくら使ったか」って?そんなこと聞かないで。
そういえば私、何日間もずっと同じ服着てるわ。もう行くところもない…あ〜あ。
…モンテカルロの海に頭から突っ込んでやるわ”
ジャン・コクトーの詩に、フランシス・プーランク
が作曲した『モンテカルロの女』、大真面目に悲惨に、皮肉に満ちてユーモラスに、憂鬱に鮮やかに演奏したいです。
2024.7.3夕方の空。
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