映画『関心領域』

IMG_3958-b2443.jpeg第二次世界大戦中、アウシュビッツ強制収容所の隣に住んでいた収容所長ルドルフ・ヘスの家族の日常生活。

高い塀の内側で暮らす、ヘス夫妻と子供5人。
プールや温室まである広い庭で、花を育て犬を可愛がり、パーティーを楽しむ彼らですが、塀の向こう側からは昼夜問わず“音”が聞こえ、空には黒煙が上がり…たぶん匂いもするはずです。

2時間程、じっと耳をすまして、緊張しながらスクリーンを凝視していたので、すごく疲れました。
あとでインターネットで【ネタバレ注意】の記事を読んで、やっと意味がわかった部分もありました。
インターネットでは「退屈な映画だった。」という書き込みも見つけましたが、それも理解できます。
淡々と描かれるヘス家族の毎日を、目に見える部分だけ受身で追っていると退屈かもしれません。
しかし、この作品が現代の私たちに訴えようとしていることは何なのか…すごく力のある作品だと思いました。

21:50の回に行きましたが、多くの方が来ていて驚きました。大学生かな?と思える方々のグループも。

The zoon of interest〜関心領域、いいタイトルだと思います。

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