愛の小部屋〜小林秀雄「落葉松」
落葉松(からまつ) 野上 彰
落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる
落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる
落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる
落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる
落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる
落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる
秋が深くなってくると、この曲を思い出します。
ドラマティックな印象が強い曲ですが、あらためて詩だけみつめてみると…こんなにシンプルなんですね。行間から淋しさ、切なさが立ち昇ってまいります。
伯父のバリトン歌手・田島好一先生のリサイタルで初めて聴いたときに心を鷲掴みにされ、それ以来大好きな曲なのですが、とにかく伯父の声で聴いた第一印象が強すぎて忘れられません…素晴らしかったんですよね。
2年前に伯父が他界したとき、お通夜と告別式の会場で流れていたCDの中にも入っていました…落葉松。
歌は、思い出に鮮やかな彩りを与えてくれます。
曲は生きています。古い曲でも時代に合わせて呼吸しながら、新しい表現を求めて待っています。
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